名画のドレス 拡大でみる60の服飾小事典
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著者:内村理奈、出版社:平凡社 、255ページオールカラー、サイズ:縦195×横135mm、ハードカバー、刊行日:2021年7月16日
ファッションやジュエリー、絵画などに関連する本の中で、発刊直後からスマッシュヒットを見せる一冊です。西洋服飾文化史の研究者である著者が、数々の名画に描かれた「服飾の細部」にフォーカスし、服飾に隠された歴史を解説します。
たとえば「皇妃エリザベート」(ウィンターハルタ―)の肖像画からは〈髪飾り〉、「ヴェールの若い女」(ルノワール)からは〈ヴェール〉を紐解いています。
宮廷画家が見事な筆致で描いた精密な肖像画や、有名画家の手による渾身の一枚はそれだけでも見ごたえ充分。
さらに「拡大してみる~」とタイトルにあるように、アイテム部分の超拡大画像も一緒に掲載されているため、モノのディテールもよく分かります。
美術館の企画展やウェビナーなどでの絵画鑑賞がより楽しくなる、装身具研究にも役立つ好著です。
[収録一例]
髪飾り――「皇妃エリザベート」(ウィンターハルター)
ヴェール――「ヴェールの若い女」(ルノワール )
マリーヌ・レースーー「マリー・アントワネット」(マイテンス)
靴下留め――「身づくろい」(フランソワ・ブーシェ)
フィシューーー「 姉妹」(ジョン・エヴァレット・ミレイ)
ジュエリーーー「戴冠式の衣装を身につけた皇妃ジョゼフィーヌ」(フランソワ・ジェラール)