いちばんよくわかる はじめての革手縫い
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著者:野谷久仁子、出版社:日本ヴォーグ社、96ページ カラー・1色、サイズ:縦257×横212㎜、 ソフトカバー、刊行日:2013年10月20日
著者の野谷久仁子さんは、帽子デザイナー・クリエイターを経て、老舗鞄メーカーの創業者の父から手縫いの鞄作りを学んだ人物。師匠のモットーであり、教えである“一針(いっしん)入魂(にゅうこん)" “味のある鞄作り"を継承し、手縫いによる企画・制作、新人教育に携わっています。
本書はそんな野谷さんによる、革の手縫いのテクニックブック。
切ってそのまま使える実物大の型紙が付録された練習作品(「コインケース」「トートバッグ」)のほか、「ショルダーバッグ」「フォトフレーム」「ボックス」「ウォレット」など、12作品の作り方が学べます。
「厚地のヌメ革にしっかりと縫いしめられた麻糸の縫い目、その周りにできる柔らかな革のふくらみ、その縫い目と革のコントラストに魅力を感じています。
革を縫うことは難しく、趣味として楽しめるものなのかと思われるかもしれませんが、できあがったときの嬉しさは格別のものあると思います。
日常使えるものを、やさしくシンプルなデザインにし、手縫いの縫い目が美しく見えるよう作品作りを心がけました」
(本書より)
作品のいずれも手縫いの革ステッチがきいた、シンプルながら味わいのある作品ばかり。
革や糸、道具や基本テクニックといった初心者向けの情報も充実しています。
2013年の初版刊行から版を重ねる、レザークラフト本の静かなロングセラーです(7刷・2021年時点)。