編著：ナショナルジオグラフィック（一部執筆：新免光比呂・道明三保子・上羽陽子・宮脇千絵）、出版社：日経ナショナルジオグラフィック社、240ページ オールカラー、サイズ：縦228×横190㎜、ソフトカバー、刊行日：2013年7月25日

「100年前の人びとの本当の姿にふれる、世界横断の旅に出よう
いまでは博物館や祭事でしか見かけなくなってしまった、ほんの100年前に世界中で着られていた服。ごく普通の生活のなかで、１点１点を手作りし、流行にあわせて着こなしていた。
ナショナル ジオグラフィックが世界各地で撮影した写真は、地域間の多様な生活や文化をいきいきと伝えている」
（本書帯より）

1888年にアメリカで創刊した写真雑誌『ナショナル ジオグラフィック』。創刊当初はモノクロで、続いてカラーで、世界中を写しとってきた膨大な写真アーカイブの中から〈民族衣装〉にフォーカスして選び出した212点を収録。

それぞれの写真には以下のデータが付記されているため、資料としても一級品。その時代・その地域の“装いの紛れもない事実”が迫ります。

［撮影データ］
・掲載時の記録をもとにした写真解説
・撮影場所
・掲載年号／撮影年
・撮影者／収集者
・撮影地がポイントで記された地図

人びとが民族衣装や装身具類を「どのように身に着けていたのか」「どのような機会で身に着けていたのか」がリアルに分かる一冊。写真からは、衣装を身にまとう瞬間の晴れがましさや緊張感が立ち上ります。
2013年の初版刊行以来、版を重ねる静かなベストセラーです（５刷・2021年時点）