石の文学館 ――鉱物の眠り、砂の思考
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編集:和田 博文 、出版社:筑摩書房、400ページ白黒、サイズ:縦148 x横106 mm、ソフトカバー、刊行日:2021年4月12日
文学や比較文化を中心に、日本とヨーロッパ、中国をも縦横無尽に、独自の視点による研究を展開する和田博文さん。過去と現在の「石」をキーワードにした文学の中から、選りすぐりの38編を収録。「こんなにも宝石や鉱物をお題とする文学があったのか!」と驚くことでしょう。石好きであれば、目次にズラリと並んだタイトルと作者名を見るだけでもう、心が弾んでくること必至です。
〔目次より〕
1 われら鉱物愛好俱楽部 !
水晶物語…稲垣足
水晶 の靴 …桑原武夫
岩手軽便鉄道 七月 (ジ ャズ) …宮沢賢治
星英日 …高原英理
水晶宮… 高柳誠
水晶… 渋沢孝輔
2 石の眠り 、石の夢
石の中 の鳥 …椿 實
石の夢 …澁澤龍彦
聖女の宝石函 ビンゲンのヒルデガルドの『石の書』 … 種村季弘
奥さまの耳飾り… 安房直子
3 サファイア 、トルコ 石 、ダ イ ヤ
宝石と宝飾 …塩野七生
天気… 西脇順三郎
サ ハラへ ト ル コ石 〈十 二月〉… 木崎さと子
ピアス …森瑶子
三つの指環 …芥川龍之介
翡翠… 室生犀星
ダイ ヤ モンド のしらみ …村山槐多
指輪…吉田一穂
4 ヨ ー ロ ッ パ 石 畳 と 神 殿 と
舗石を敷いた道 …須賀敦子
美しい石の都プラハ… 安部公房
シジフォス の石 …一条徹
方々の石 …草野心平
神 殿…小川国夫
ほか